素直なキミに


プルルル…プルル

「はい。もしもし」


「俺だ。後藤田だ。おいおまえ、妹置き去りじゃねーか。どうした?困った時は俺に…」

「うるさい!!分かってるわ!!昨日は仕方なかったのよ!!妹たちも理解してくれてる。あんたなんかに言われる筋合いないわよ!!」
こんな事を言いたいワケじゃない…


口が勝手に…


「確かにねーよ。でも俺はお前を愛してる!妹は俺んちで預かってるから、迎えに行くから俺んち来い。」


「嫌よ。勝手に人の妹連れてかないで。」

違うこんなの言いたいんじゃない…
感謝してる…のに…

「話は後で聞く。とにかく来い。もうお前の家の前に迎え呼んどいたから。じゃーな」
ブチッツーツー…


切れた。




「いいわよ!行くわよ…」


そして家へ。