星空刺繍


ベッドでお姉さん座りをしているところで上体を倒され、変な姿勢で寝転がる彼女と、

恋人の腰を跨ぐように膝立ちになり、満足げに見下ろしている彼氏、

まだ序論も序論な二人の構図でさえ、

私は勝手に戸惑う作業に盛り上がってしまう。


なんでちゃんと頭が枕に落ち着いているのか、それが男子高生ならではの計算だとしたら恐ろしい。

うちの高校の十六歳なら経験人数が平均二人だとされる現役女子高生の癖に、

私ときたら、ホッペや耳、首や腕、恥ずかしいぐらい肌が真っ赤なんだろう。


お願いだから、初恋に焦るばかりの幼稚な反応に引かないで。

挙動不審が重たいと嫌われませんようにって、祈りたくなる。


好きな人の下に居ると、支配されているというか、管理されているというか、

占領されているというか、なんというか、

性別による力関係の差を学んだ。


この人には敵わないんだなって抑圧されてる気がしなくもないはずが、

この人に従うことを許せるんだなっていう変な矛盾が生じてる。


もう緊張でどうしたらいいのか分からない。
目線が定まらなくて、風景に酔いそうだ。


近藤君は今、何を考えているのかな?

私は今、自分のことで精一杯なんだけど、その幼さをどうか微笑ましく受け入れてほしい。