という訳で、俺たちが制服を着せてくれる大人たちに感謝しなきゃならない理由とは、

いざという時にブラウスを広げたら楽勝だけど、私服だと大変な目に遭うせいなんだ。


リボンを解くつもりが固定の飾りだったり、カーディガンを剥ぐつもりが技あり重ね着風のフェイク一枚だったり、

スカートの中に手を入れるつもりが実はキュロットだったり、シャツを引っ張るつもりが上下で切り替えてあるだけのワンピースだったり、

もう私服って経験値低い俺たち角度だと謎ばっかで、

デニムだと足を抜くのが困難だし、タートルネックだと頭つっかえて慌てるし、

とにもかくにもスマートさに欠けるんだ。



その点、制服って素晴らしい。

ブラウスを脱がして一通り味わったなら、本能のままスカートへ手を忍ばせやすい。


可愛い子の靴下はいつ脱がすのか、自分はいつ脱ぐのか、

そんな疑問も微笑ましいだろう?


白いももに触ることを許可されるとか贅沢で、

制服スカートはたいてい左の腰んところにファスナーがあるため、迷うことはなく、

欠陥品な王子様ごときの下でお砂糖の国のお姫様になれる子は多分可愛い。



電気はいつ消すんだっけ?
喉渇いてないのか?
痛がられたらどうしよう?

今更だが実家組はシャワーさえ浴びせられないけど、普通、皆はどうしてるんだ?

たくさんアホな疑問が生まれる数だけ青春も純愛も絶好調らしい。