さあ、幼稚園児は忘れ物が多くて所持品に名前を書くように、
男子高生は貴重品を失くさないようマーキングしなきゃならない訳で、
リボンまたはネクタイを解いて広がった襟まわりに赤いペンで署名するんだ。
これで大丈夫、愛しの女子は俺たち男子の所有物になる。
簡単な手続きだろ?
ブランド品で固めるコーデがダサイ見識を活かし、見えない部分に刻印しよう。
お行儀悪い欲求は死に物狂いで制御し、ときめきがおさまった膨らみに制服の上から紳士的に触れてみるのも良い。
恥じらいガールは何かしら喚くだろうけど、その照れ屋っぷりも保護者支援ボーイなら、きっちり聞いておこう。
場慣れしてない貴重な言動は後々宝物になるはずだ。
話は逸れるけど、一般的な日本人男性が女子高生を神扱いするのって、
自分の青春を投影してるせいなんじゃないかな?
まあ、脱線は終わり。
いきなり服に手をかけるのは相手ばっかり恥ずかしくて気の毒なので、
前払いとして、優しく口を封じよう。
脳内でポエムを詠み、幸せを噛み締めているであろう乙女には悪いが、
作戦通り意識が薄れた頃を見計らってスカートからブラウスを引っ張ってみる。
戸惑いの手は封じ込め、勿体振りつつもそのまま侵入すればいい。
いつも自分ではめるボタンを旦那でもない他人に外される時、何を思うんだろう?



