デートって一年間で何回できるか考えたことがあるか?
クリスマスを人生で何回祝えるか、
おじいちゃんやおばあちゃんに後何回会えるか、弟は後何度まで幼く泣いてみせるのか、
いちいちスケールでかく捉えたら、人間に無駄な一日ってないらしい。
毎日毎時毎分毎秒、儚さを秘めてる。
なあ、俺は田上さんに一生で何日好きでいてもらえるのかな?
二人学校で顔を合わせる日々が特別だと知るのは、働き盛り大人になった頃で、
その時は今を美化し、切なさと懐かしさと愛おしさと虚無感とで、
甘酸っぱくもほろ苦いのだろう。
さあ、青春問題です。
あなたが大事にしている大好きな恋人が、イルミネーションに包まれてる癖に、
ロマンチック要素ゼロで別の男の話を始めました。
ヤキモチしかあなたに技がないけれど、それでは状況が変わりません。
さて、世界一イケメン彼氏な対処法とは果たして何なのでしょうか。
何も悪くないのに、八つ当たりだが田上さんを喜ばせる雅に苛々した。
答えなんか、十七歳の俺は知らない。
ただ、恋人に独占欲を剥き出しにされた際に、その嫉妬や束縛に愛を感じ、
不満はあるも満更でもない態度をとる奴は、恐らく自己愛が強い。
『こんなに好かれてるんだ』の確認をジェラシー発信にするのは、あまりに無垢すぎるため、
俺のヤキモチは封印した方がいいんだ。



