星空刺繍


俺は『俺が女なら俺と付き合いたいし』って空想を正気で宣言できる自分で生活したいので、

恋愛を最優先できないから、いかなる時も彼女を選べない。


たとえば大人になった未来、

田上さんがとんでもない風邪を引いた時に、躊躇なく会社を休めないし、

今すぐ会いたいと田上さんの泣き留守電が入った時に、迷わず上司の誘いを断れないんだけど、

我慢してもらって働いた分成長したり、辛抱してもらって接待した分知識が増えたりするメリットが生まれ、

つまり、田上さんを後回しにした俺の選択が結果的に彼女に還って彼女は幸せになる訳で、

そうなると、嬉しそうな彼女に必然的に俺が喜んで満たされる相乗効果炸裂で、

非常に良好な関係を築けるんだ。


『二人のために変えたくない。』

と、素直に括れば純愛イケメンなんだろうが、俺はそんな青春学生舞台は降りて、

『自分のために変えられない。』と、我が儘に結ぼう。


更に、半笑いで『皆のせいで変われない』と、ヘタレに落とそう。


まあ、早い話、俺が男なら俺みたいな性格の奴と親友でありたいなって微笑ましく感じるキャラを演じたら、

そんだけ素晴らしい自分であれたら、

のんびりふんわりなお砂糖の国のお姫様の婿に相応しいんだ。


自分を過大評価して悪いことは環境のせいにして甘やかせば、

もう楽しいぐらい伝説的に俺は田上さんに溺愛される。