高校生の友情に重要なのは、『給食って大豆と小魚に頼りすぎくない?』、
『6Bの鉛筆って文字すれるくね?』『うちらが小学生ん頃って金髪流行ったくない?』のあるあるネタを提供する側と、
『分かる!』『そーそー』『ヤバイ懐い!』の過剰な共感する側、双方テンションの掛け合いだと思われる。
例外なく現役女子高生の田上さんは、彼氏の投げかけに全力で応えてくれる訳で、
「ほんまそれ、冬休みって無駄に太るよね」と、冬は太るの法則を共有し、
唇を米印みたいに突き出して変な顔を披露してくるものだから、
低俗な俺の恋心は悶えてしまう。
ガキ臭いところが好きなんだ。
教室の掲示板に家電量販店の広告を貼る意味不明なところや、
黒板を大々的に使いマルバツゲームをする呑気なところ、
中庭の落ち葉を盗んで渡り廊下三階からばらまいて遊ぶ平和ボケしたところや、
購買でカッコイイ先輩を探して『休日は犬の散歩』やら、
『中学時代はイキってオフクロと呼んでた』やら、勝手に他人のプロフィールを作成する暇人な友達を慕っているところ、
全体的に今しか考えない田上さんの目が好きなんだ。
初恋が嬉しい癖に、恋に恋するレベルのせいか、
いちいち理想と現実のギャップに戸惑う愚図さが愛おしいんだ。
なんて、自分の立場が上だと油断する俺は愚かだったのかもしれない。
なぜなら、



