ドスドス私の方に向かってくる。



やば。叩かれる?



反射的に私はギュと目をつむる。



スー。



叩かれた感覚は無かった。


むしろ首がひんやり冷たかった。



え・・・?


私はそっと目を開ける。



「俺らかに終わりなんて無ぇから!!絶対約束する!」



なんて貴方は力強く。


こんなにもすんなり私の心に入ってくるの?



目からは涙が一筋流れてくる。


「お前って泣き虫だな。」



そう言って私の涙を拭ってくれる手はいつもみたいに優しかった。




その瞬間私は気付いた。



・・・!!



全身鏡に目を向けたら、私の首には1つのネックレス。



「え・・・これ。」