あれから3日経った今、
いまだに柊くんがわからない。
そういえば最近寝不足なのか、
授業中が眠い。
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「がのっ!な…の。」
……うん?
誰かが叫んでる…。
「…ナナちゃん。」
そして、…柊くんが、
私を呼んだ…?
「…らぎくんっ!!」
思わず叫んでしまった。
隣をみる。
柊くんが口パクで、「13」と言っている気がする。
前をみれば数学の先生が怖い顔をしてこちらをみている。
「よくも俺様の授業で寝やがったな。」
と言いたげなその顔にドクドクと鼓動が早くなった。
もう一度隣をみる。
やっぱり柊くんは「13」と言っている。