「今日もキモい~。」
なんていいながら私のもとに来るのは顔を見なくてもわかる。
「雪乃やめなって。」
窓から登校してくる生徒を見ながら言う。
「だって視界に入るから言わずにはいれないじゃない。」
はぁ…。
何度言えば分かるんだよ…。
ってあれ?
言ってないか。
これは心の囁きだからね。
「じゃあ視界に入れなかゃいいじゃん…」
か弱い声で反対する私の声は雪乃には届かなかったみたいで…
「まっそれよりさ!マジンガンZみた?」
「電車…乗り過ごした………。」
テンションが一気に下がった。
思い出したくなかったのに。
すると横から笑いを抑えるような声が…。
柊くんが笑っていた。
雪乃は気付いてない様子で、
「来週はみるのよ?」
なんて言ってきた。
「頑張ります。」

