結構長めに電源を入れてあるのだろう、足を入れたこたつは赤くかじかんだ肌には心地好かった。

俺がこたつに手を入れ暖まろうとした時、圭吾がケーキのケースを漁り、何かを取り出した。

「ローソクおっ立てようぜ、ちゃんとお前の年齢分もらってあるから心配せずに期待してくれ。」

「それのどこに心配して期待する要素があるんだよ。」

と俺は突っ込むが、圭吾は気にせずにブスブスとカラフルで細いローソクを立てていった。

「って、ちょっと待て、まさか本当に全部立てるつもりじゃ無いだろうな?」

そんな心配をしていたが、案の定圭吾からはYESの言葉が返ってきた。