かな目線…

私のはただ静かに、学校を通って、普通にバスケで輝きたいただそれだけを望んでたんだ…
けど女の子と言うものはそんな簡単な生き物ではなく…
私が、学校の校門をくぐり廊下に出た瞬間、
「か、かなさんおはようございます…」
「ん、おはよう…」
と普通にただ普通に挨拶返しただけなのに、
「きゃ~。かなさんに挨拶返してもらったよ~もう、幸せ~」
意味分からん…私が挨拶返すだけでそんなにレアなことなのホントに意味分からん…
そして、教室に入ると、
「おはよー、かな!あんた朝から人気ね~」
「は~美紀、頼むからそんなこと言わないで…こっちはマジでうざいから」と美紀に本音を言う。
「まぁ、確かに朝からはしんどいわね~けど渚君も朝から女子からの黄色い声が凄かったわよ~」美紀は、口が若干にやけながら言う。
「別に、私には関係ないもん…」口を尖らせて言う私。…でもちょっとは気になるんだよな~これが。
すると私の頭の上に何かが乗ってきた、それは…渚の大きな手だった。