仮面女と俺様男

ガララ


私は翔を空き教室に思いっきり
投げ込んで電気をつけた。


「うぉっ!
こけるじゃねぇかっ!」


「しるかっ!」


「なんでそんなキレてるんだよ。」


「はぁぁぁぁぁぁぁぁ?
あんたさっ分かんないっ?
私がどんだけムカついてるか?」


「わかんねぇな。」


「すんごっーいっムカついてるっ!
あんた最近奈苗にヤキモチ妬きすぎて
こっちはねぇムカつくしめんどくさいし、
さっきだってせっかくいい雰囲気だったのに
邪魔されてさっ!
しかも何っ?俺のもんだってっ!
あんたのもんじゃないっつの!」


「...。」


「何でそんなに
最近ヤキモチ妬きになったの?」


「最近...
奈苗がかわいくなってきて、
告白の回数増えてるみてぇだし...。」


「キャ~!
かわいいとこあんじゃんっ♪」

とか言いながら軽く叩いてたら、


ガララッ


勢いよくドア開いたと思ったら


グイッ

急に腕を引っ張られた。


「ウギャ~
誰っ?」


顔が見えない...
けどなぜか翔がニヤニヤしてる。
キモ...