仮面女と俺様男

「日和…?
大丈夫?」

「奈苗…
ごめん。私食欲ないから…。
トイレ行ってくる!!」

私は椅子から立った。

「ちょっと、
日和っ!待ちなよっ!」

奈苗の言葉を無視して出た。


トイレには誰も居ない。
よかった…
こんな今にも泣きそうな顔誰にも見せたくないから。

はぁ…
私最悪だ。
奈苗無視しちゃったし、
パスタもキャンセルしないで
来ちゃったし…
奈苗にもあそこのクラスの人にも迷惑がかかる。

私は自分の事しか考えてないんだろうな。