仮面女と俺様男

その一言を言った瞬間、
加藤君はジリジリ私に近づいてきた。


「ちょっ!
何近づいて来てんの?」

「いいから、
おとなしくしなって。」

とうとう私のすぐ前まで来た。
すると、
私の手首を掴んだ。


「離してよっ!
キモいっ!」

「えっ!?
坂本ってそんなキャラ!?」

さっき私が言った言葉を
返された気分。

「そうなんだ...。
フッ。」

「何。」

「いや、
ますますおとしたくなった。」

「は?
無理って言ってんじゃん。」

「だから?
関係ない。
俺はほしいもんは手に入れたい派なんだよ(笑)」

「つまんないネタ持ち込まないでくれるかな?
寒い。」