「今?栄はせっかちだな。」 「そしたら…また今度は俺が初に魔法をかけてやる」 「やだ。イルカと泳げなくなったら困るもん」 「お前みたいな失敗はしないよ」 「それって…」 どういうこと、と言う前に栄は初に手を差し出す。 「ほらっ」 初は栄のほうに手を差し出した そしてそのまま海へと足を向ける 「溺れないでよ?」 「…わかんねぇ」 「えっ、ちょっとやだっ」