一番星の愛情物語

いろはさまは色々考えながら、学校の授業を終えました。


「いろは!今日の合コン、出てくれない?メンバーが足りないの!」


「わたし合コンとか興味ないし……」


嗣実さまの顔が、脳裏に浮かびました。


「スペシャルドーナツセット、ゴチルから!顔出したら、すぐに帰って大丈夫!」


クラスメイトは、両手を合わせました。


いろはさまは、スペシャルドーナツセットを思い浮かべて、軽く息を吐きました。


「スペシャルプリンアラモードもつけてね」


「勿論!」


いろはさまは一旦家に帰って私服に着替えて、待ち合わせの場所に向かいました。


「いろは、こっち!可愛いね、相変わらず」


「そんな事より、早く。わたし、時間ないし」


本日は金曜日。

嗣実さまからの連絡次第で、スケジュールが決まるのです。