ラッピング材料を花月に頼み、クッキーといくつかの焼き菓子を分けて包み、持って二階に上がりました。
身支度を整えると、花月に車を出させるように指示を出しました。
勿論、向かった先は……。
「これは壱星さま、わざわざ」
「ご自宅に押し掛けてしまい、申し訳ありません。先程のお詫びを早めにと考えましたので」
嗣実さまは、途中で購入した銘菓を佰宮会長に差し出しました。
「お口にあうか分かりませんが。気持ちばかりをお受け取り下さい」
佰宮会長は凝縮してしまう。
「いやいや、そんな!お気遣いなく……本来、次女のさつきをと考えていましたが、断固拒否をされてしまいまして。息子の忘れ形見には、甘いものですから……」
身支度を整えると、花月に車を出させるように指示を出しました。
勿論、向かった先は……。
「これは壱星さま、わざわざ」
「ご自宅に押し掛けてしまい、申し訳ありません。先程のお詫びを早めにと考えましたので」
嗣実さまは、途中で購入した銘菓を佰宮会長に差し出しました。
「お口にあうか分かりませんが。気持ちばかりをお受け取り下さい」
佰宮会長は凝縮してしまう。
「いやいや、そんな!お気遣いなく……本来、次女のさつきをと考えていましたが、断固拒否をされてしまいまして。息子の忘れ形見には、甘いものですから……」

