仕事が定時に終わると、嗣実さまは会社近くで従弟の伊里夜さまと待ち合わせをしていました。
「嗣実さん」
会社の最寄り駅前で、伊里夜さまが嗣実さまに駆け寄ってきました。
パッと見ると、好青年。
「悪いね。……あそこでいいかな。入ろうか」
嗣実さまはペパーミントティー、伊里夜さまはブレンドを注文されました。
「嗣実さんが珍しいですね」
「まぁ……私の大切な人の身内が困っていて。栢宮さつきさん」
伊里夜さまは、ボンッと顔を赤く染めた。
「栢宮さんをご存知なんですか?」
「ハッキリ言う。遊びなら、近づかないでくれないか」
「遊びなんかじゃありません!」
「嗣実さん」
会社の最寄り駅前で、伊里夜さまが嗣実さまに駆け寄ってきました。
パッと見ると、好青年。
「悪いね。……あそこでいいかな。入ろうか」
嗣実さまはペパーミントティー、伊里夜さまはブレンドを注文されました。
「嗣実さんが珍しいですね」
「まぁ……私の大切な人の身内が困っていて。栢宮さつきさん」
伊里夜さまは、ボンッと顔を赤く染めた。
「栢宮さんをご存知なんですか?」
「ハッキリ言う。遊びなら、近づかないでくれないか」
「遊びなんかじゃありません!」

