リビングに落ち着き、いろはさまは、さきはさまの荷物が気になった。
「さきはちゃん。それ?」
「これ?取り敢えずの荷物。わたし、離婚を進めているから」
「離婚!」
いろはさまは、身を乗り出した。
「原因は?」
「浮気相手が妊娠したって。本当かどうか分からないけど……沙雪が苦しんでるのに、信じられない」
いろはさまは、数回頷く。
「でしたら、きちんと慰謝料などの協議離婚を進めた方がよろしいかと。娘さんの為にも」
嗣実さまが、口を開く。
「弁護士でしたら、弟がやっておりますし。娘さんの治療に関しましても、微力ながら、私に手伝える事があれば、最大限お手伝いします」
嗣実さまは、ニッコリと微笑む。
「勿論、さきはさんのお許しとお祖父さまのお許しが必要ですが」
「さきはちゃん。それ?」
「これ?取り敢えずの荷物。わたし、離婚を進めているから」
「離婚!」
いろはさまは、身を乗り出した。
「原因は?」
「浮気相手が妊娠したって。本当かどうか分からないけど……沙雪が苦しんでるのに、信じられない」
いろはさまは、数回頷く。
「でしたら、きちんと慰謝料などの協議離婚を進めた方がよろしいかと。娘さんの為にも」
嗣実さまが、口を開く。
「弁護士でしたら、弟がやっておりますし。娘さんの治療に関しましても、微力ながら、私に手伝える事があれば、最大限お手伝いします」
嗣実さまは、ニッコリと微笑む。
「勿論、さきはさんのお許しとお祖父さまのお許しが必要ですが」

