一番星の愛情物語

「え、ええ、まぁ。改めまして。壱星操と申します。ネイルサロン部門の責任者をしています。よろしくお願い致します」


操さまは微笑み、頭を下げた。


青年は慌てながら、頭を下げた。


「日ノ出弥彦(ひのでやひこ)です。よろしくお願いします」


日ノ出(弥彦)は頭を下げて、微笑んだ。


「では、失礼します」


日ノ出(弥彦)はカットサロンの方に戻って行った。


操さまは、どこかキュッと胸が苦しくなった。


日ノ出(弥彦)の笑顔が見たい、何故かそう思った。


「操さん、ご予約の……」


「はい。すぐに参ります」


操さまは我に返り、予約のお客さまの元に急いで行かれました。


操さまは、一日を終えて、カットサロンの方を覗きました。