嗣実さまに続いて、長女、操(みさお)さまの出会いをお話したいと思います。


操さまは女性らしく素晴らしいプロポーションの持ち主で、そのお体を目当てになさる男性が多く、操さまは男性を見るだけで、毛嫌いなさっておいででした。


職場も男性の少ない、ネイルサロンに勤めておいでです。


時は四月、新入社員が入る日。


いつもは愛車で通勤の予定が、直属執事の体調不良の為に、満員の通勤電車で通う事となりました。


操さまは息苦しさに参っていると、腰辺りに何かが触れているのを感じました。


何とかしてずれても、ついてきます。


操さまはガクガクと震えていると、フッと感触が無くなりました。


ちょうど降りる駅で、操さまが顔を上げると、男性が二人、操さまを守るように立っていました。