いろはさまは、嗣実さまの腕にしがみついて、嗣実さまはいろはさまの肩を抱いて、嗣実さまの部屋に向かいました。


部屋に着くと、嗣実さまはシャワーを浴びて、いろはさまは外出着に着替えました。


「いろはさん、いろはさんの身支度が時間かかりますので、午前は美容室とエステに」


シャワーから出てきた嗣実さまは、いろはさまに言いました。


「そんなに?」


「はい。いろはさんはお若いし、元々綺麗ですけど、老廃物なんかをとっておくと今後、楽でしょうから。壱星の経営している店舗ですから、ノンビリして癒されて下さい」


いろはさまは驚きながら、頷きました。


二人が朝食をたべに母家に向かうと、末っ子の実李さまがご飯を食べている最中でした。