一番星の愛情物語

「まさかこんなにスムーズにいくとは。壱星さんからお話を頂いた時は驚きました。ご迷惑にならなければいいのですが……」


嗣実さまは、微笑みました。


「いろはさんは、私に笑顔と温もりをくれる。それが私の最大の理由です」


いろはさまのお祖父様は、口元を緩めました。


「壱星さんがわが社を導いて下されば、孫たちは安心して自分の事を考えられます。本当にありがとうございます」


嗣実さまは、首を左右に振りました。


「婿としては当然の役目です。弟も、喜んでいます」


「弟さんにはまた折を見てご挨拶に。いろはは素直で真っ直ぐです。不器用な部分もあります。どうか、嗣実さんが助言を」


嗣実さまは頷きました。


「はい。結納は年内を考えています。いかがですか?」