一番星の愛情物語

「メインはビーフストロガノフ。あとはローストビーフとか色々」


「美味しそう!手、洗ってくる~」


「わたしも荷物、置いてくる」


いろはさまは、巨大うさまるに頬擦りしながら、自分の部屋に向かいました。


いろはさまは、ベッドの上にうさまるを寝かせて、自分もゴロンとベッドの上に寝転がり、左手の小指と、左手首を見ました。


キラキラと輝いて、いろはさまの瞳の奥に飛び込んで来た。


「綺麗……嗣実さん」


いろはさまは、ギュッとご自分の左手を抱き締めました。



一方、嗣実さまは、いろはさまのお祖父様にご挨拶をしていました。


「来週の火曜日にお時間を頂いて、いろはさんの学校に説明を、と考えています」


いろはさまのお祖父様は、頷きました。