猫好きな彼氏と猫好きな彼女




その時の私は思いもしなかった…あんな目にあうなんて…



―バンッ!!


「奏太!!一緒に帰ろ(猫探しに行こう)!!!」



「美緒…!?」



クラス中の目線を感じる…
この状況は…まだ終わってなかったみたい…



「失礼しましたぁ…」



そぉ~っとドアを閉めてその場に立ち尽くす




はっずかしよ私!!
その瞬間


「春野彼女か!?」
「モテ男だなぁ」
笑い声がクラスに溢れた



「もうダメ…!!!明日にはいい笑い者になってるよ…」



ブツブツと呟いているとSHRが終わったらしい
教室から出てくる同級生が私を見て手を振ったり笑っている