猫好きな彼氏と猫好きな彼女




私達が神社に着く頃から空は黒ずんでいた





「雨降りそうだねぇ早くご飯あげなきゃねぇ。ニャンコ~。ご飯だよぉ」


猫カンをお皿に出してノラ猫に配る


「奏太みてよぉ凄く可愛い♪」


「美緒…こっち向いて」


「えっ…」



―チュッ



「…好きなんだ…」


「今…キス…した?」


「僕と付き合ってくれないかな?」



その時の私の顔は真っ赤に熱を持っていた
その熱を奪おうとするかの様に雨が降り出した