どれだけ手を伸ばしても届かない。 抱き締めに行きたくても足が動かない。 『せんせ…っ』 伊緒の声が少しずつ小さくなっていく。 そして、それに比例するように伊緒の姿が暗闇へと消えていく。 「伊緒っ!!待てって!!」 お前は泣きながらどこへ行く? 俺の元には帰ってきてくれない? なぁ、もうお終いなのか…? 「うわぁぁっっ!!」 まるで自分も暗闇へ落ちていくようだ…。