伊緒の大切な親友、横井恵那。





俺の大切な後輩、進藤先生。





何となく俺の勘だが何か起こりそうな気がする。





それが良い未来か悪い未来かはわかんねぇけど。





「よし、じゃあ私そろそろお粥作ってきますね。」





「あぁ…宜しく。」





待ってて下さいね、と言って寝室を出て行く伊緒を見て、自分が幸せな状況にいることを改めて知る。






俺が伊緒を好きになって、伊緒も俺を好きになってくれた。






俺が言う一言一言にドキドキしてくれて笑ってくれる。






最近当たり前になりすぎて忘れていたのかもしれない。






この何とも言えない幸せを。






もう一度、自分に伊緒の大切さを刻み込むように目を瞑り、深い眠りについた。