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「なぁ、コーヒー入れてくれる?」





部屋に案内されソファーに座っていると、先生が寝室から私に問いかけてきた。





着替えているからなのか少しこもった声が新鮮だ。





「…きいてんのか?扉開けるぞ?」





「わ―――っ!!!待って待って!!今いれてきますから!!」





きっと今扉を開けたら先生裸なんでしょ!!





それで恥ずかしがる私の様子みて笑おうって魂胆だ!!





そんな事させてたまるかぁぁ!!





先生の言葉に慌ててソファを立つ。





すると、待ってましたと言わんばかりに先生が私を引っ張った。





「…着替えてたんじゃ…」





背中から感じる先生はきちんと服を着ているのが解る。





「ばーか、女じゃないんだから直ぐに着替えれるんだよ。」






先生の右手が私の右肩を触れながら左肩をもつ。






いつもなら両手で抱きしめてくるのに…。






片手に洗濯物を持っているからか、先生は私を片手だけで後ろから抱きしめていた。