「こら、いい加減離れなさい。」
「ぅわっ!!!」
恵那と私が繋いでいる手にチョップをして、無理矢理引き裂いてきた進藤先生。
口を尖らせている表情はどこからどう見ても不機嫌。
これは、間違いなく……妬いてるな?
「何するんですか、進藤先生。」
「うるさい。口答え禁止。」
「なっ!!!?」
「おい、進藤先生。誰の彼女に命令してんの?」
「っっ、それは…その…」
え、何この面白い状況。
先生同士がぶつかりあってるよ…。
「見苦しいぞぉ?大人の嫉妬なんて。」
「なっ!!…そんな事言って、甲田先生だっていつもしてるじゃないですか!!」
「ばっ!!やめろっ言うなっ!!」
へー…そうなんだ、先生してくれてたんだ。
…とゆうか、何だろう。
この低レベルな喧嘩は。
本当に20歳を超えている大人同士なのでしょうか…。
「ふっ……」
「ふふっ……」
「「あはははっっ」」
二人の姿を見た後に恵那と目が合うと、自然と笑いがこぼれた。
喧嘩をする二人に、お腹をかかえて笑う二人。
変な感じだけど、すごく楽しくて居心地がいい。
「ね、伊緒。これから楽しくなりそうだねっ」
「そ、だね…あははっ」
今日始まったばかりなのに、これからがもう楽しみだよ。

