先生と教官室2〜新しい道〜







「伊緒……」






…もう、仕方ない。






先生の言うとおり最後の教官室だし、今日はサービスしよう。







「…少しかがんで下さい。」







突き放していた手を服の裾へと移動させ、きゅっと掴む。







その行動と発言に先生も反応し、私の言うとおりに少しだけ身体を前のめりに曲げた。







今でも慣れない、自分からのキス。






勢いがあったらまだ出来るんだけど、こうやって改めてするとなると厳しいものがある。






心臓がバクバクして、顔にも一気に熱がのぼってしまう。






「―――っっ、目閉じてて下さいよ。」






「はいはい。」






くっそ――!!!





何でそんなに余裕そうに笑ってんの!!?





私にもその余裕をわけて欲しいわっ!!





「……っっ」






目を閉じて待つ先生が、早くとせかしているように見える。






その姿を見て、あまり待たせすぎると恐ろしいと判断し、意を決して顔を近づけていく。







背の高い先生にキスをする事は大変なんだけど、今はそんな事は言ってられない。







ゆっくりと、でも確実に距離をつめていく。






あと少しで唇が触れ……






プルルルルッ、プルルルルッ…






「「!!!!!?」」