「しゅうごーっ!!練習はじめるぞー!!」 運動場から教室にまで聞こえてくる運動部員の声。 『喜ぶだろうなー甲田先生。』 「…………。」 その声を聞いた瞬間、先生の顔と進藤先生の言葉が頭に浮かぶ。 何でこんなにも先生に逢いたい時に限って部活がないんだろう……。 「ふぅ…。」 ため息をついてから、置いていた鞄を肩にかける。 とりあえず、今日はもう帰ろう。 今朝会った時先生疲れてたし。 今逢いに行くのは恋人といえども気がひける。 「帰ったらメールしてみようかな……。」