「いらっしゃいませー。」




冷房の冷たい風が気持ち良い店内。





響き渡っている、愉快な音の数々。






先生の車に乗って一時間弱。






今まで来たことがない、とても遠くのスーパーへとやってきた。






「よし、探すか。」






「はいっ。」






先生が何でここの店を選んだかは解らない。






特別大きいという訳でもないし…。






もしかしたら外見とは違い、良い食器が揃っているのだろうか。







「せん……んぐっ!!」







少し前を歩く先生に声をかけようとすると、いきなり口を手で抑えられた。








その行動に、思わず息をのんだ。