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『もしもし?家の前にいるから。』
「あ、はい。今すぐ行きます。」
時計が夕方六時過ぎを指しているなか、先生から電話がなった。
その電話でベッドへと投げ出していた身体を急いで起こし、机へと走る。
準備していた服を着て、鞄を肩にかけた。
そして急いで階段を下りていくと、玄関付近で声が聞こえた。
今家に居るのはお母さんだけのはず。
じゃぁこの低い声は誰の声だというのだろう。
お父さんじゃない、でもどこか聞いた事のあるこの安心する感じ…。
「あっ伊緒!!早くおりてきなさい!!」

