「ははっ、嘘だよ。」 「先生が言うと嘘に聞こえませんよ…。」 「そりゃどーも。」 「褒めてませんっ!!」 伊緒の怒り声に少し微笑んでから、ゆっくりとソファーから立ち上がる。 せっかくクッキーを作ってくれたのだからコーヒーでも淹れようか。 伊緒は…ココアだな。 その俺を不思議そうに見ていると、伊緒もソファーから立ち上がってきた。 「先生、コーヒー淹れるの?」 「あぁ。」 伊緒との会話をしながらやかんを火にかけ、冷蔵庫へ牛乳をとりに行った。