さっきまで恥ずかしがっていたはずなのに…。 いつのまにか俺の服を握りしめていた伊緒は、何かをねだるように下から必死に見上げている。 だから駄目なんだって、お前のその顔はっ!! 赤い頬や涙で潤んだ目は、一瞬で俺の理性を壊してしまうのだから。 「ちょっ…伊緒っ!!やめっ」 「…せんせ?」 「っっだから!!その顔!!」 「え?」 伊緒は自分の可愛いさを理解していないから、余計にたちが悪い。 今だってどれほど俺を困らしているか解ってないし…。