「やっといつもの伊緒に戻ったなー。」 さすが私のエスパーだぁ!! 気持ちがちゃんと伝わってるや。 「ごめんね、先生。沢山迷惑かけちゃって…色々ありがとうございました。」 申し訳なさから頭を少しだけだけど、ゆっくり下げた。 すると、そう言って頭を下げた私の頭に、先生はズシッと自分の顔をのせた。 あごがささって痛いけど、何かキュンキュンしてしまう。 「謝る必要ないだろ?また何かあったら話せよ?」 「…はい」 顔が床に近いせいか、太ももにかかったからなのか、甘いココアの匂いが鼻をかすめた。