恵那の笑顔は見ているだけで元気になれる。 でも、今日の笑顔は心配で仕方ないよ。 泣きそうなのを必死で我慢しているのかな? 「横井は強いな。」 「せんせ……。」 進藤先生と恵那が入っていった奥の部屋を眺めていると、先生が私の横へと歩いてきた。 「ん、どうぞ。」 「わ…いい匂い…。」 先生から差し出されたマグカップには暖かいココアが入っていて、湯気が少し出ていた。 「俺達も少し座ろうか。」 「はい。」