私が恋におちたあなたの名前は森口廉(もりぐちれん)
オレンジ色に輝く少し茶色がかった髪はまるでおとぎ話のライオンみたいだった
「これから一年よろしくお願いします。」
ってそれだけ言って太陽みたいにニカッっと笑った
私の胸はこれ以上ないスピードで動いた。
ドクンッドクンッドクンッドクンッ
心臓がうるさい。
「森口は真田の隣の窓際に座れ。」
「はい、わかりました。」

ドクンッドクンッドクンッドクンッ
また心臓がうるさい。
君は私の席の前まで来ると立ち止まって
「これからよろしくね、お隣さん。」
そう言うとまた太陽みたいに優しく笑った。
ドクンッドクンッドクンッドクンッ
また胸が高鳴った。
私は君の顔を見れなくて真っ赤な顔で
「よ、よろしくね。」
って言った。
本当は君みたいに笑いたかったけど君を前にすると顔を見ることさえ出来なかった。

好きな人が出来た
そんな素敵な今日がおとずれて。明日から君は隣にいて。
君は凄いね一瞬で私の世界に色をつけた初めて感じた。
恋心。
染まる…
染まる…
…君色。