「岸本ルイスです。ルイって呼んでください。」

ルイは爽やかにペラペラと喋った。

というか日本語がすっごく上手。

普通の日本人とまるで変わらない。

「ルイは奏汰と舞と同じ高校。ちなみに舞と同い年。仲良くしろよ。」

へぇ。同い年なんだ。

中3の時の男子と比べてだいぶ大人っぽい。

そんな数週間でかわるもの?

それとももともと大人っぽいのかな?

外国人のチが混ざってるからなのかな。

「よろしく、舞ちゃん。」

「舞でいいよ!!よろしく、ルイ。」

アタシ達は握手をした。

この時はまだ、数時間後のこいつの悪魔な姿なんて想像もしなかった。