決闘大会

(逞)「待てぇい!!」

悪者役の歩とヒロイン役の沙那美の前に戦闘ヒーローの仮面を被った逞が現れた!

(逞)「俺はブレイブマン!!その女の子の手を放せ!!」

(歩)「出たなブレイブマン!!今日こそ叩きのめしてやる!!」

そして歩は沙那美を放して逞に襲いかかった!

(歩)「おりゃぁ!!」

(逞)「とおっ!!」

ただこういう場合は基本的に悪者役が倒されるものだと思われるが、正義の味方も悪者役もまだ子どもなわけで………

(歩)「どりゃぁぁぁ!!」

(逞)「いった!!何すんだよ!!」

(沙那美)「………」

ごっこ遊びで本気になることが多々見受けられる。

もちろんこの時ヒロイン役はほったらかしにされるのでただただ見てるしかない。

そして一見喧嘩にも見えるヒーローごっこに決着がついた………

(逞)「君、大丈夫だったかい?」

(沙那美)「え、えぇ。でも歩君の方が大丈夫じゃないような………」

(歩)「痛い……痛いよぉ……」

逞が勝利し、歩は体がボロボロになって地面に横たわってしまっていた。

(逞)「ごめんよ歩君!!」

(沙那美)「やっぱり逞君は強いね!!お父さんがチャンピオンなんだもんね!!」

(逞)「ま、まぁね……」

逞は沙那美に褒められて顔を赤らめ照れながらそう答えた。

逞の父親はある競技の世界チャンピオンである。