#太一side




今日の授業はもう終わった。




家に帰ろう。




帰り道を歩きながら
ふと足をとめた。




前から気になってた。




小さな灯りがともっているクラブ。




僕は今までクラブなどのようなところにいったことはなかった。




入りたいとも思ってなかった。




だけど
その日はなぜか
足を踏み入れてしまった。




もし踏み入れなければ
僕の人生は穏やかのままだったのに。




だけど
僕のつまらない人生に
神様がくれた
プレゼントだったのかもしれない。