空想い



教室に戻ると、ありさが
ニヤニヤしていた



「どうだったー?
佐久間先生は」


「どうもこうも、ユニークな
人だった!」


ありさはケラケラ笑っている


私は笑っているありさを
睨んで、ため息をつきながら
自分の席に戻った



私が座ったのと同時に
教室のドアが開いた