「次のヒントは?」
どうして今のヒントでわからないんだろう。
「ロマンスの神様が今日僕に会わせてくれた人」
「ロマンスの神様?」
おい、自分で言っといてなんだそれみたいに言うのか。春山はちょっと考え込んでから僕を見て言った。
「……私?」
「当たり」
「時永君、顔真っ赤だよ」
「春山も、真っ赤だよ」
二人の顔が真っ赤なのはきっと太陽のせいだけではないだろう。しばらく緊張してお互いに話せなかった。
「……春山は何で僕なんかがいいの?」
「時永君は優しいし、面白いんだもん」
「面白い?」
「うん。勉強のことはなんでも知ってる天才のくせに最近の言葉とか知らないし」
「気持ち悪いって、思わないの?」
「何で? 気持ち悪くなんかないよ」
ずっと誰かに言ってもらいたかった言葉。
「ありがとう」
ずっと誰かに僕という人間を認めてもらいたかった。好きになってもらいたかった。
「時永君? どこか痛いの?」
「大丈夫……」
人前で泣くなんて物心ついてから初めてのことだった。
「途中までしかないんだけど、この歌聴いたら痛いのだって吹き飛んじゃうから」
そう言って春山は歌い始めた。それは僕がよく知っている懐かしい歌だった。
どうして今のヒントでわからないんだろう。
「ロマンスの神様が今日僕に会わせてくれた人」
「ロマンスの神様?」
おい、自分で言っといてなんだそれみたいに言うのか。春山はちょっと考え込んでから僕を見て言った。
「……私?」
「当たり」
「時永君、顔真っ赤だよ」
「春山も、真っ赤だよ」
二人の顔が真っ赤なのはきっと太陽のせいだけではないだろう。しばらく緊張してお互いに話せなかった。
「……春山は何で僕なんかがいいの?」
「時永君は優しいし、面白いんだもん」
「面白い?」
「うん。勉強のことはなんでも知ってる天才のくせに最近の言葉とか知らないし」
「気持ち悪いって、思わないの?」
「何で? 気持ち悪くなんかないよ」
ずっと誰かに言ってもらいたかった言葉。
「ありがとう」
ずっと誰かに僕という人間を認めてもらいたかった。好きになってもらいたかった。
「時永君? どこか痛いの?」
「大丈夫……」
人前で泣くなんて物心ついてから初めてのことだった。
「途中までしかないんだけど、この歌聴いたら痛いのだって吹き飛んじゃうから」
そう言って春山は歌い始めた。それは僕がよく知っている懐かしい歌だった。



