「私もよ……」



「暫くの間、ここで過ごして今後の事を考えてみればいい。この場所は誰にも見つけることができない。時間はたくさんあります」



そっと顔をあげてみる。


普段は、冷たいのに……こんな時だけ情熱的な視線。


私は、一瞬で囚われて見つめ返すことしかできない。




「完全犯罪は得意ですから……」