船と平行して泳ぐイルカがジャンプした。
私は喜んで大声ではしゃいでいる。
イルカは、キラキラ光る海を気持ち良さそうに泳いでいく。
イルカに喜んでいた私だけど……段々と気分が悪くなって、お昼ご飯に食べたものを吐いてしまった。
「まぁ、大丈夫? イルカをみて興奮したのね……あなた、医務室に連れていきましょうか」
お母様が、優しく私の口を拭い。お父様に抱き上げられる。
私は、安心してお父様に身を預けた。
お父様の大きくて暖かい手に、とても安心する。
お父様とお母様が、大好き。
ずっとずっと一緒にいて欲しい。