俺たちがまずやって来たのはホテル白熊だった。
綾音に会いに行くと決めたものの、実際綾音の行き先なんて聞いてない。
綾音が今どこにいるのか…
いつ北海道を経つのかすら知らない。
だから俺たちは綾音の手掛かりを求めて、白熊のフロントへやって来たのだ。
フロントでは相変わらず麻生さんがフロント業務を行っていた。
たった半日前に別れたばかりの麻生さんの顔がやけに懐かしく感じる…。
「麻生さん!」
「これはこれは…相良さま。いかがなされましたかな?」
本来ならば結婚式真っ最中のはずの俺の登場だが、麻生さんは驚きもせず俺を見た。
「麻生さん!…あのですね…」
「長谷川…綾音さまの事ですか?」
「!?行き先を知ってるんですか!?」
麻生さんはニヤリと笑うと俺に向かってスッと手を差し出してくる。
綾音に会いに行くと決めたものの、実際綾音の行き先なんて聞いてない。
綾音が今どこにいるのか…
いつ北海道を経つのかすら知らない。
だから俺たちは綾音の手掛かりを求めて、白熊のフロントへやって来たのだ。
フロントでは相変わらず麻生さんがフロント業務を行っていた。
たった半日前に別れたばかりの麻生さんの顔がやけに懐かしく感じる…。
「麻生さん!」
「これはこれは…相良さま。いかがなされましたかな?」
本来ならば結婚式真っ最中のはずの俺の登場だが、麻生さんは驚きもせず俺を見た。
「麻生さん!…あのですね…」
「長谷川…綾音さまの事ですか?」
「!?行き先を知ってるんですか!?」
麻生さんはニヤリと笑うと俺に向かってスッと手を差し出してくる。



