天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅢ

このまま部屋にいても悶々とするだけだ。

気晴らしにアリスカは出かける事にした

…といっても、一人ではどこに行っても楽しくない。

道行く人が、みんな一人のアリスカを見ているような気がして…。

相当ナーバスになっているようだった。

結局早々に引き返し、近所の公園のブランコに座って溜息をつく。

悩み事のある乙女のお決まりパターン。

俯いて、曇った表情を浮かべるアリスカ。

そんな彼女の耳に、どこからともなく。

「迷える子羊アリスカ~♪その溜息は苦悩のそよ風~♪」とか何とか。

バイオリンの調べと共に、恥ずかしい歌声が聞こえてきた。