天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅢ

引き戸を開け、図書室に入るアリスカ。

静まり返った室内には、誰もいる様子はなかった。

午後の昼下がり。

僅かな日差しが差し込んでくる程度で、図書室は薄暗い。

夏休みに生徒指導となんちゃって吸血鬼が戦闘を繰り広げた爪痕もすっかり修復され、図書室は元の佇まいに戻っている。

…誰もいないのならばちょうどいい。

適当な席に腰掛けたアリスカは。

「昼ごはん、食べないの…?」

突然の声に慌てて振り向いた。